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院長日記 | JR香椎駅直結のクリニック
院長日記

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DOCTOR’S DIARY

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2023年2月21日(火)

泡盛のお話

石垣島で友と飲む泡盛は格別です.

月に一度程度,石垣島に帰り外来診療を続けています.診察後は小学校の同級生達と島料理を食べながら宴会をしています.

まずはオリオンビール,その後は,やはり泡盛になりますが,島で飲む泡盛は格別です.

泡盛の歴史は古く,13世紀頃に大陸の西アジアで発達した酒の蒸留技術が,中国からタイを経由して琉球に伝わったのが起源と言われています.沖縄県原産の黒麹菌(アワモリコウジカビという,くろこうじきん)でつくった米麹を水に混ぜ泡盛酵母を加えて発酵させ,単式蒸留でつくるお酒だそうです.特徴は2つあり,1つは原料である米がタイ米であったことです.現在では沖縄県産米による泡盛づくりも盛んになってきています.特徴の2つ目は単式蒸留で,適度にアルコール発酵したもろみを,蒸留釜で熱しアルコール分を含んだ蒸気を冷やしてお酒にするというシンプルな製法であることです.この製法により原料や造り方により,風味や味に個性がでてくるとの事です.石垣島でも4種類以上の泡盛が有りますが,それぞれ個性があり,その日の気分で飲み分けます.

ウイスキーやブランデーのように,3年以上の長い年月貯蔵熟成させた泡盛を古酒(クース)と言います.昨年実家のお墓の中から取り出した50年ほど?経過した泡盛を飲んだのですが,まあ美味しかったです.

さて,今回お話したいのが,泡盛の飲み方です.注文した三合瓶が来ますと,まず,写真のように振って三合瓶を回し中の泡盛を回します(攪拌).この回すのがなかなか難しく,きちんと回せるようになって一人前の泡盛飲みになれるようです.きちんと泡盛が回ると泡盛が美味しくなります.この回し方は先輩から後輩へと受け継がれていきます.

泡盛は島の料理によく合います.刺身,ソーメンチャンプルー,魚の天ぷら,石垣牛,ヒラヤーチー(薄い韓国のチヂミのようなもの)などなど,

夜は更けていきます...