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院長日記 | JR香椎駅直結のクリニック
院長日記

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DOCTOR’S DIARY

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2022年11月15日(火)

運動すると死亡率が低下するそうです

運動にはとても素晴らしい効果が期待できます.

まず,運動する前にはストレッチしましょう.NHKのトリセツでも取り上げられていましたが,5つの血管伸ばしは毎日是非行っていただきたいストレッチです.ひざ裏・足の付け根・太もも前・ふくらはぎ・お尻の血管のばしとなりますが,血管を柔らかくし,脳梗塞,脳老化,心疾患を予防する効果があります.両足2回,30秒ずつ伸ばします.朝と夜の2回行い,ストレッチの間に30秒ほどの休憩を挟むのがコツだそうです.

そして,運動しましょう!運動が効果的として認められている病気として,肥満・糖尿病・癌・高血圧・動脈硬化・メタボリック症候群・肥満などなど,たくさんありますが,それ以外にも,死亡率を低下させる効果もあるのです.

Dankelらは,筋トレと病気による死亡率についての大規模調査の結果として,1週間に2〜3回の頻度でトレーニングをしている場合,すべての病気の死亡率が23%減少したと報告しています.

Stamatakisらは,トレーニング環境と死亡率との関係を報告し,筋トレなしと比較し,ジムで筋トレ,自宅で筋トレ,両方で筋トレした場合,がんの死亡率とすべての死亡率が,ジムのみ<自宅のみ<両方での筋トレでとより大きく下がったと報告しています.

Mommaらは,筋トレ無しと比較し,いかなる筋トレを行っても,全ての原因,心血管系の疾患,全ての癌,糖尿病による死亡率が低くなったと報告しています.さらに,筋トレの時間は,週に30分から60分で最も死亡率が低下する.一方で,筋トレの時間が,週に130分を超えると,心血管系や癌による死亡率は増加すると報告しています.

覚えて頂きたいのは,心血管系,全ての癌を含めた全ての疾患の危険率を最も下げる筋トレの時間は,週に30-60分であり,糖尿病では週に60分までであったとの事です.

週に30-60分!!

一日にすると10分でも良いです!

運動して,健康になり,死亡率を低下させましょう!!