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院長日記 | JR香椎駅直結のクリニック
院長日記

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DOCTOR’S DIARY

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2023年6月19日(月)

1990年6月19日

33年前の今日6月19日は,留学するために日本からアメリカへ旅立った日です.あの日,福岡から大韓航空に乗りソウル経由でロサンゼルスへ行きました.機内でビールをこぼし,ジャケットが酒臭くなったまま,ロサンゼルスからミズーリ州のセントルイス行きの国内線に乗り継ぎました.卒後4年目での留学は前例がなく,留学させていただいた故杉岡洋一先生には深く感謝しております.

セントルイスはアメリカ大陸の真ん中に位置し,車で海に行くには南に11時間,東には16時間,西だと3日間かかる所でした.留学先はセントルイスの隣町の人工関節の研究所でした.友人がゲットしてくれたアパートは隣が広大な公園があるところで,今でも住所を覚えています.

11139 #J, Westport station drive, Maryland Height, MO

アパート群がありましたが,今はもうないと思います.

ミズーリ州はアメリカ大陸の内陸部にあり,ミシシッピ川とミズーリ川の合流点に位置し,また,内陸部のため寒暖差が大きく,夏は40度,冬はマイナス25度まで下がりました.

写真はセントルイスのシンボルであるゲートウェイアーチです.かつてセントルイスは西部へ向かう開拓者の出発点であり,夢と希望を胸に人々はこの地でミシシッピ川を渡り、未開の地「大西部」へ出発して行きました.この歴史的出発点を記念して作られたのが、ゲートウェイアーチです.一番上まで上がれますが,なかなか怖いですよ.

さて,留学中は,飲み会で鉄砲を向けられたり,3日間かけてのカヌーツアーでずぶ濡れになったりと,研究以外でも非常に楽しい日々を過ごしました.

帰国した後もコロナ前まではほぼ毎年渡米してきましたが,この30年でアメリカは経済的に発展し,夜の街を歩いている人々の目は澄んで綺麗になり,車も綺麗になり,ステーキも美味しくなりました.ラーメンはなかなか美味しい店にはめぐり会っておりません,

今後も世界的な視野を持って診療に携わって行きたいと考えております.